染毛剤・料編
ヘアカラー剤には様々な種類があります。
大きく分けると染毛剤(医薬部外品)染毛料(化粧品)になります。
染毛剤について
永久染毛剤
 白髪染めとして利用が多いヘアダイは酸化染毛剤といいます。
 ジアミン系染料の酸化染毛料とアルカリ剤とトリートメント剤が入った第1剤と、
 過酸化水素とトリートメント剤が入った第2剤とに分かれているのが一般的です。
 ヘアダイでの染色は毛髪内部の皮質で発色・定着するため色持ちが良く、
 しかも脱色しながら染色することによって、望んだ色に染めることが可能です。


染毛の持続性
 完全に色が抜けてしまうということはまずありません。
 しかし、髪の毛の中に染料を入れてあるだけですから、
 徐々にその染料が抜けたりします。
 例えば真っ黒にした髪の毛も時が経つにつれて茶色く退色したりします。
 ただ、その頃には新しく生えてきた白髪が目立つようになってきますので、
 結局、時期的には染め直すようになります。
 ですから、永久染毛剤で染めた場合はその持続性を考える必要はないと考えます。

髪の毛への影響
 アルカリ剤による膨潤・軟化や酸化剤によるケラチンの酸化により毛髪の強度が低下します。
 したがって、染毛後は髪の毛を丁寧に扱い、髪の毛のこすれ等おこさないようにするのが肝要です。
 パーマの場合は第1液で切断した側鎖を第2液でつなぎ直しますが、
 毛染めにおけるケラチンの酸化は治せません。
 髪を傷めたり色落ちする可能性があるので、
 あまり頻繁に染めたり、ブリーチするのはひかえるようお薦めします。
 毛染めとパーマを両方やりたいときは
 パーマをかけてから一週間以上おいて毛染めしましょう。

毛髪へのダメージ
 ヘアダイを使って髪の毛がパサパサになるという症状は、主に過酸化水素によって引き起こされています。
 過酸化水素は毛髪の水分をどんどん外に出してしまうので、髪の毛から水分が失われ、ぱさついてくるのです。
 また、ヘアダイの染毛時に発生する酸素は、毛髪を酸化させ傷めることになります。
 ヘアダイの回数が多い&短時間での染め直しやブリーチ,パーマ液との連続使用によって傷みの程度がひどくなります。
 傷みがひどくなると、裂毛・枝毛・断毛などが起こるようになります。
染毛料について
半永久染毛料
 理容室or美容室でする酸性カラーヘアマニキュア
 それに家庭用のカラーリンスやカラートリートメントがこれにあたります。
 半永久染毛料は酸性染料が主成分です。
 染めあがりの色はメラニン色素の色とミックスされるため、
 毛髪の色が暗いと鮮やかな色は出にくくなります。
 色持ちは約1ヶ月程度で、徐々にキューティクルの隙間から染料が抜けていって、
 色が褪せていきます。


染毛の持続性
 イオン結合といっても髪の毛に付着させるだけなので、
 永久染毛剤に比べると 非常に落ちやすいと言えます。
 出来れば1ヶ月に1回は染める必要があるようです。

髪の毛への影響
 これは染料を髪の毛に着けるだけなので、
 染毛時にはあまり髪の毛を傷めません。
 そのため、パーマの直後でも染めることが出来ます。
一時染毛料について
一時染毛料
 カラースプレーなどの一時染毛料は、
 顔料を毛髪表面に付着させることで色をつけるものです。
 手軽に髪の毛を着色できる点がファッション性としてのメリットですが、
 持続性がないため、白髪染めで色持ちを求める人には向きません。
 使用方法が非常に簡単で髪の毛を傷めないので、
 ちょっとしたおしゃれには良いですし、
 簡単に落ちるので今日だけ派手派手にしたいときも気軽に楽しめます。
 自分で簡単にされるのであれば最適です。


染毛の持続性
 洗髪すると落ちます。
 一時的におしゃれしたり、白髪をその日だけ隠したい時に有効です。

髪の毛への影響
 とくにないと言えるでしょう。

その他の注意
 カラークレヨン等油脂で髪の毛に付着させる物は洋服につくと落ちにくいので注意が必要です。